発症の経緯 手術 病院でのリハビリ これからの目標 怖い話

家でのリハビリ

退院して家に帰ったのが5月末。その一週間後に首のカーラーがとれました。とりあえず、リハビリといってもてすりの付いている階段のぼりとつかまり歩きでした(それ以外はすぐにでも転倒の危険がありました)。階段のぼりでは、少し難しく感じられた面もあったのですが、両足を交互に使うことを心掛けました(15段の階段を一日4回程度)。そのことは退院のときからずっと継続しています。一般的な駅などの階段と異なり、家の階段は急で滑りやすいので家の階段下りは、元から苦手で、お尻を使っていましたが、退院後にはそうすることも手のリハビリになったようです。

7月中旬に変化があり、多少長い時間立っていられるようになりました。それができるのではないかと感じた一つのきっかけは左手の甲の血管が少し見えるようになったことでした。左手はそれ以来いい意味で細くなってきていると思います。それから左手は指を伸ばすことができるようになりました。反らせることはできませんが。

足の方は、その後左右に体の重心を移すことを経て、8月中旬ごろから何にもつまらずに足踏みができるようになりました。ただ、いつ転んでもおかしくないという感覚です。同じころには、左足での片足立ちが少しできるようになりました。歩くことも、歩幅が狭いので距離的には20メートルぐらいですが、100歩程度できるようになりました。ターンもできますので、かなり安定してきているとは思いますが、それでも転ぶことが怖いので、それからは足踏みを中心にしています。その中では多少足を前後におく形での足踏みも含めています。足踏みの最高記録は連続で1200回です。これは足の訓練というよりも、むしろ、体全体の持久力をつけることが目的だと考えています。


10月上旬ごろからは、つかまらずに2m程度の廊下を行き来することを中心としています。安定感は、ごくわずかずつですが増してきているという感覚です。これも基本的には体の持久力をつけることを目的としていますが、同時に足自体の持久力をつけることも目的としています。

12月上旬にはある行きつけの事務所の中を15メートル程歩くことができました。それと同じころ、左手の開閉が連続してできるようになり、また退院の時点ではできなかった足踏み式のルームランナーを動かすことも、多少はできるようになりました。

寒い日は少し危険という感覚もありますので、量を減らしています。(大晦日には雪が降りました)

2005年

1月に入ってからは、手術前後からの頻尿が収まってきています。(2時間もたなかったものが、3時間以上もつようになりました) これは足の筋肉や神経の回復と関係があるのではないかと思っています。歩行の安定度も少し改善されたという感じです。発症前の感覚で言えば、10度程度の坂道を登っているというような雰囲気です。

1月中旬 階段を昇るときに左足の引っ掛かりが少なくなりました。

1月下旬 発症前のような感じの足の運びがごくわずかみられるようになりました。歩幅も50センチ程度とれることもあります。ただし、まだ2メートルの廊下の範囲でしか歩いていません。もう少し暖かくなったら外歩きをしてみたいと思います。頻尿は更に改善されています。

2月上旬 2メートルの廊下の範囲では実用歩行に近い歩き方が時々できるようになりました。バランスを取るような手の動きも少なくなってきています。ここが一つの正念場かもしれません。

2月上旬 歩くときの足の開きを意識して小さくしています。そのことに伴って歩幅は狭くなりますが、徐々に広げていくことができればと考えています。

2月中旬 歩き出しを含めて、歩き方が自然体に近くなりました。一日だけ不調な日があったので、心配したのですが、頭痛程度の軽い風邪を引いていたようです。

2月中旬 足を全く開かずに長時間の直立静止ができるようになりました。

2月下旬 足の持久力ということを念頭におき始めました

2月下旬 左手の外見上のはれがほぼ完全にひき、握る力が回復し、開閉のスピードも速くなりました。

3月上旬 外へ出てみましたが、やはり怖い。残念。もう一段階の回復を待ちたいと思いました。

3月中旬 手すりにつかまった上での左足での片足立ち+屈伸をメニューに加えました。筋肉はかなり戻ったという感覚があります。あと、杖の利用を検討し始めました。

3月下旬 気がつくと、左腕の筋肉が回復していました。腕を曲げたときの力こぶがほぼ発症前の大きさと固さになりました。

4月上旬 歩行が多少ふらついても、つかまらずに立て直すことができるようになりました

4月7日に手術後一年の病院での検診に行ってきました。主治医の話によると、頚椎に移植した骨も「がっちり」ついているとのこと。外科的には極めて順調な経過のようです。

4月中旬 季節的な理由もあるのかもしれませんが、頻尿が更に改善されました。

4月中旬 歩行がかなり安定し、左足をかなり曲げ伸ばししながら歩くことができるようになりました。つかまって歩く分には、転ぶことはないだろうという感じになりました。

4月23日 残念会でした。回復を目的とするリハビリには、精神的な面で一段落つけたいと思います。ただ、健康維持のためのリハビリ(運動)は無理をしない程度に続けます。

5月上旬 はだしで階段をのぼるときの左足の引っ掛かりがなくなり、発症前とほぼ同じ速さでのぼることができるようになりました。

5月上旬 左足を20センチ程あげて歩くことが多少できるようになりました。左腕の筋肉の太さ、固さも更に回復しています。(もともと腕力、特に引く力は左でした)

5月中旬 発症以来、本当に久しぶりに、歩くことで大汗をかきました。もともと、歩いて外出していたときは、冬でも大汗をかいていました。左足を踏ん張りながら歩くことができるようになりました。あと、変な言い方ですが、左足の巧緻性がかなり回復したように思います。

5月下旬 てすりにつかまって足を深くいっぱいに曲げ、そこから立ち上がることができるようになりました。

5月下旬 左投げのシャドー・ピッチングの足の動きができるようになりました。左手の動きがまだ十分でないので、全体としては様になっていないのですが。

5月下旬 電動車椅子を入手することができました。自分ではどこへも行くことができないという精神的な圧迫感からは解放されました。ただし、歩行を中心とする運動はこれまで以上に続けたいと思います。

7月中旬 できることはさほど変わっていないのですが、歩く量が多くなり、スピードも少しずつ速くなっています。座った状態から立ち上がって、歩きだすという一連の動作を、つかまらないで行うということはまだできません。立ち上がったとき、どうしても左足が縮んでしまいます。

7月下旬 腰を完全に伸ばして歩くことができるようになりました。家の廊下を行ったり来たり、一回30分程度を一日3回程度、繰り返しています。この時期はどうしても汗をかきますので、水分の補給には十分に注意しています。体調維持のための運動のつもりでやっていますが、手術後2年程度はリハビリの効果も期待していいようです。

8月上旬 まだ、外歩きは控えていますが、歩くときの足回りに少し余裕が感じられるようになりました。距離的にもかなり長く歩けるだけの力はついてきていると思います。暑いということが好影響を及ぼしているのかもしれません。

8月下旬 左足の小指の付け根にあった魚の目を近所の整形外科で取ってもらいました。これまでも何回か市販の薬で取っていましたが、これが大きくなると神経が圧迫されて、夜寝てからピクピクと動くような気持ちの悪い感覚がありました。

8月下旬 千葉のホテルで会合があり、一泊する予定でしたが、台風による大雨のため、電動車椅子で一度は出発したものの引き返しました。ただ、まだ一人で宿泊ということには、不安を感じていたので、無理をしなかったことは結果的に良かったのかもしれません。

9月中旬 歩行がかなり安定。ちょっとしたところにつかまれば、転倒はしないだろうという感覚。歩行で疲れても、それなりの歩き方が可能になりました。いすからの立ち上がりは、10回で2回程度失敗。まだ実用には危険。

9月下旬 障害者関係以外の会合に参加。階段は電動車椅子を持ち上げてもらいました。トイレは洋式を利用。コンパートメントが狭い方が使いやすいことを確認。

10月上旬 手術後一年半検診。骨には問題なく、順調とのこと。神経の回復を見るためにはMRIを使用するが、そこまでの必要はないだろうとのこと。通院のときに、ヘルパーさんに頼んで、手を貸してもらいながら外を歩いて見ました。怖いという感覚はなかったので、もう少しで何とかなりそうです。基本的な目標を少し変更して「電動で目的地まで行って、その目的地の中を以前に近い状態で歩く」ということにしました。

10月中旬 北海道旅行 羽田前泊を含めて3泊4日 帰ってから歩行がしやすくなりました。車の乗り降りなどで意外に足のふだん使わない筋肉を使うことが多かったからなのかもしれません。 歩行でのふらつきが少なくなり、自分の足で歩いているという感覚になりまし。た 

11月上旬 てすりにつかまって、足を深く曲げて伸ばすことが連続してできるようになりました。はだしではなく、室内用に使っているゴムの運動靴をはいて階段を上るときの左足の引っ掛かりも少なくなり、左手足の筋肉もかなりついてきたという感じです。上半身「脱いだらすごいんです」というような感覚に戻りつつあります。あと、トイレ(小用)に行ったときの足の踏ん張りが良くなりました。

11月中旬 寝るとき以外ではシビンを使わなくなりました。

11月下旬 外歩きを始めました。一応つえは持ちますが、ほとんど使っていません。今年の3月に試したときには、転ぶことが恐いと感じましたが、今回はそういう感覚はあまりありません。これからは徐々に距離を増やしていければと思っています。

12月中旬 歩くときの足が地面に完全に付くようになりました。今年は、東京も寒く、なかなか外を歩く気分になれません。

12月中旬 入浴でバスタブをまたぐことがスムーズになりました。

12月下旬 歩幅はまだ狭いのですが、手を下に降ろした普通に近い歩き方ができるようになりました。

2006年

1月上旬 悪くなった左手の方、これまでは薄い手袋をはめているような、感覚的に多少の違和感はあったのですが、今年に入って解消した感じがあります。実は、手術に踏み切った本当の理由として、左手が動きにくくなったということがかなり大きな部分を占めていましたので、これで 手術をしてよかったと思えるようになりました。また、左手を握って閉じる動作の繰り返しが可能になりました。

1月中旬 歩行が更に安定。歩くときの腰が真っすぐ伸びるようになり、多少つんのめっても、体勢を復元できるようになりました。感覚的には、2003年の年末に新宿へ行き、西武新宿駅前の横断歩道をわたったところで引き返したとき(目的の量販店まではどうしても行く気になれませんでした)のレベルまで戻ったという感じです(感覚的に戻ったと言っても、まだ実際に行くことはできませんし、行こうとも思いませんが)。歩くことに関しては、これからの課題は、速さと持続距離ということになります。

1月21日 東京で大雪。しばらくは外歩きはお預けになります。

1月下旬 左足の筋肉ほぼ戻ったという感じです(股やふくらはぎの固さ)。

2月上旬 小便の回数が減り、またわずかな量だったのですが、行く途中で漏らすというようなこともなくなりました。

2月中旬 自分の足でしっかりと歩けるという感覚が出てきました。少し走れるということも視野に入れています。この辺おかしな言い方なのですが、走れる状態にならなければ、転びそうになったときにとっさに体勢を立て直したり、物をよけたりすることができないのではないかと思います。

2月下旬 歩くときの横ぶれが少なくなったように感じます。また、てすりにつかまっての足の曲げのばしが楽にできるようになりました。

6月中旬 階段をてすりにつかまって速く昇ることができるようになりました。ほぼ発症前と同じです。全体としても徐々に回復しています、片手でてすりにつかまって、もう一方の手で落としたものを拾うこともできるようになりました。

7月下旬 かなりしっかりと歩けるという感じになりました。左足のもやもやしたような感覚は完全に抜け、左手の指先に少し残っている程度です。これからの課題は立ち上がりです。

 

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